ダイナミックスケジューリングシェルDYNAMICS (Dynamic Scheduler)
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概要
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顧客ニーズの多様化にともない、従来の大量生産より多品種少量変動生産に生産形態が移行しつつあり、生産システムの効率的運用が急務となっている。特に、在庫削減・リードタイム短縮が重要な課題となり、生産計画作成スパンの短縮および種々の変動(計画変更・特急品・設備トラブルetc. )に対するフレキシブルかつダイナミックな対応が望まれている。中でも、エレクトロニクス製品の基幹工程である実装工程では、計画に多くの工数を要し、また頻繁な計画変更に対応できないなどの課題を抱えている。最近、AI手法を用い専門家の知識をシステムに組み込んだスケジューリングESが多数開発されているが、手続き形処理の可能な部分までAI手法を適用しており、多くの処理時間を要している。また、これまでに開発され運用されているシステムとの結合の面でも課題が多い。そこで、当社で開発した組込み型プロダクションシステム(ERIC)を用い、従来運用されていた手続き型のスケジューリングシステムに対して、AI手法が有効な部分に専門家の持つ知識を組込み、高速・フレキシブル,ダイナミックなスケジューリング・ドメイン・シェル(DYNAMICS)を開発し、実装工程に適用したので報告する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1990-03-14
著者
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宮下 和雄
松下電器産業(株) Fa開発センター
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宮下 和雄
松下電器産業
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田中 昌行
松下電器産業(株)
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黒宮 義久
松下電器産業(株) FA開発センター
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中村 享
松下電器産業(株) FA開発センター
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安尾 典之
松下電器産業(株) FA開発センター
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田中 昌行
松下電器産業
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中村 享
松下電器産業
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