組込み型プロダクションシステムの開発
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概要
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現在、FA分野において多くのエキスパートシステムが開発され、生産現場における適用評価が行われている。それらのシステムで採用されている知識表現方法は多岐に渡るが、その中でも最も一般的に用いられているのはプロダクションルールである。プロダクションルールは、人間の持つ断片的な知識を表現するのに適し、また追加、変更などが行い易いといった柔軟な性質を持つため、環境の変化が激しい生産現場において段階的に知識ベースを構築し、徐々にシステムの完成度を高めていくには最適な知識表現方法であると考えられる。しかしながら、筆者らは市販のプロダクションルール型言語を用いてFA分野におけるアプリケーション開発を行ってきた経験から、現状のプロダクションルール型言語では、パソコンレベルでの実用的なエキスパートシステムの開発は主記憶容量、実行速度の点から困難であるとの認識に至った。さらに、EWSなどを用いたとしても知識ベースに対する動的な操作が困難であるなど、現状のプロダクションシステムに対する問題点を認識した。そこで本稿では、上記の問題点を解決すべく、筆者らが開発した組込み型プロダクションシステム(ERIC:Embedded Rule Interpreter on C)について報告する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1989-03-15
著者
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