LSI論理設計における消費電力算出の一手法
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概要
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低消費電力が特徴であったCMOS-LSIも、近年のプロセスの微細化に伴いLSIの高速化、高集積化が進み、LSI内部の消費電力が増加してきている。従来、セミカスタムLSIの消費電力は経験豊かな回路設計者がLSI内部を数ブロックに分割し、それぞれ内部動作周波数、ゲート規模を参考にして人手により消費電力を算出してきた。しかしながら、近年にみられるLSIの高集積化、高速化のためにそれも不可能となってきている。LSIの消費電力はおもにLSIを実装した装置全体の消費電力の見積りパッケージ材料、形状の選択レイアウトパターン幅の最適化のための情報として使用されるため、論理設計の段階で正確な値を把握することが重要となってきている。そこで我々はこの様な状況に対応するために、セミカスタムLSIの論理設計段階でより正確な消費電力を容易に得るための手法を考案した。本稿ではその手法の具体的説明と評価結果について述べている。
- 社団法人情報処理学会の論文
- 1993-03-01
著者
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