ベクトル演算をもちいたObject Parallelismの実現
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概要
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現状のFORTRAN,Cなどのベクトル化コンパイラでは,ループ中の配列要素に,ベクトル演算(ベクトル機械語命令)に対応した細粒度操作を適用する構文をベクトル化の対象としている.しかし複雑な制御をおこなう一連の操作をまとめた関数などの中粒度操作を,ベクトル演算をもちいた並列処理の単位とすることができない.そのためプログラムの記述性や再利用性が低下するなどの問題点が生じている.筆者はで,ユーザ定義Lisp関数レベルの中粒度操作をベクトル演算をもちいた並列処理の単位とする方法をしめした.本稿では,この方法を拡張し,オブジェクトに定義されたメソッドをベクトル化するためのインスタンス変数管理方式についてのべる.また実行結果とともに本方式の効果をしめす.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1993-03-01
著者
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