校正支援システムの日本語解析処理についての考察
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概要
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日本語文章校正支援システムの形態素解析部について考察する。以前より様々な校正支援システムの開発が行われている。現在の校正支援システムの多くは、形態素解析をベースにしたものであり、システム指摘できる機能は、表記レベルのチェックにとどまっている。将来システムを進化させ、多機能化・高機能化を図るには、構文解析・意味解析等の技術が不可欠になる。構文解析を導入する際の最も単純なやり方は、現状の形態素解析処理に構文解析処理を付加する形でシステムを構築する方法である。しかし、単純に付加するという発想で構文解析の有効性を十分に発揮することができない。構文解析処理を後に行うことを前提とした形態素解析処理を検討することが重要であると考える。本稿では、校正支援機能の実現において、1)形態素解析処理で完結するシステム2)形態素解析処理の後構文解析処理を行うシステムのそれぞれに要求される形態素解析技術について考察する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1993-03-01
著者
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