符号化動画像情報からのシーン抽出の一検討
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
動画像の編集を行う際には、求めるシーンが速やかに抽出できることが重要である。効率良く編集を行うために、画像の特徴量を利用してシーン抽出を行う手法は、従来から検討されている。の手法は、符号化されていない動画像を対象としているため、処理システムの規模が問題となる。一般に、動画像は情報量が膨大であるため、符号化を行ってから蓄積される。では、符号化動画像を対象に、符号化情報量によるシーン抽出を試みている。これは、画像のフレーム間差分電力と符号化情報量と対応することを前提としている。符号化の際には、一定の符号量となるよう符号化制御が行われることが多い。このため、符号化情報量のみでは、精度の高い抽出は困難である。本稿では、符号化動画像中の符号化パラメータから得られる諸統計量に基づいた、精度の高いシーン抽出を試みる。まず、符号化パラメータと画像の特徴量との対応を明らかにする。次に、符号化パラメータを用いたシーンチェンジ検出フィルタを検討し、実験により有効性を検証する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1993-03-01
著者
-
越 裕
富士ゼロックス(株)システム・コミュニケーション研究所
-
越 裕
富士ゼロックス
-
上澤 功
富士ゼロックス(株)システム・コミュニケーション研究所
-
上澤 功
富士ゼロックス
-
三宅 英太
富士ゼロックス(株)システム・コミュニケーション研究所
-
國武 節
富士ゼロックス(株)システム・コミュニケーション研究所
関連論文
- 文字超解像処理(インタラクティブシステム・画像入力デバイス・方式,及び一般)
- 文字・写真混在画像の符号化に関する検討
- 特異値分解および1次元DCTを用いた静止画像符号化の検討
- 5)特異値分解および1次元DCTを用いた静止画像符号化(画像情報記録研究会)
- 特異値分解および1次元DCTを用いた静止画像符号化 : 画像情報記録
- 特異値分解および1次元DCTを用いた静止画像符号化
- 「画像メディアの進化を支える高画質化技術」論文特集の発行にあたって
- 計算機上での音声データ表現の一検討
- 符号化動画像情報からのシーン抽出の一検討