計算機上での音声データ表現の一検討
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概要
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従来から文書は、情報伝達のための重要な役割を果たしている。また、近年の計算機技術の進歩により、音声などのリアルタイム情報の操作が計算機上で簡易に実現されつつある。従って、音声情報を計算機上で文書に統合することで、その表現力と文書作成能率の向上が期待される。例えば、文書と音声波形を同一の視点で操作する試みがなされている。これは、音声情報の有する構造を文書と同様に表示し、音声情報の検索・編集を効率化することを狙ったものである。しかしながら、文書操作環境の飛躍的な進歩を考えると、より高度な操作環境が望まれる。このためには、音声情報に含まれている意味内容や構造に基づく操作の実現が必要となる。そこで、文書と音声情報の統合操作環境検討の始めとして、音声データの表現形式とそのデータ形成手法に着目する。本稿では、まず、対象とする音声情報モデルの検討から、波形属性を有するデータ表現形式を設計する。次に、実験により波形属性の抽出手法について考察し、その処理構造について検討する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1993-03-01
著者
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上澤 功
富士ゼロックス(株)システムコミュニケーション研究所
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上澤 功
富士ゼロックス(株)システム・コミュニケーション研究所
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上澤 功
富士ゼロックス
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千葉 健司
富士ゼロックス(株)システム・コミュニケーション研究所
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三宅 英太
富士ゼロックス(株)システム・コミュニケーション研究所
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