ニューラルネットの誘発脳波への適用
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概要
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意識状態を調べるために聴性脳幹反応(ABR)がある。この反応は頂点潜時の再現性が高く、また意識障害、脳死の診断手法として期待されている音圧刺激誘発電位である。通常ABRでは、S/Nを上げるため平均加算が必要であるが、検査時間を短縮しなければならないため、できるだけ少ない加算回数で診断できなければならない。そこで、ABRの最小加算回数を決定するため、フィルタリングおよび各周波数帯域での重みづけによる考察を行った。このことにより、聴性神経核の時間特性を理解し、ABR導出の加算回数の低下を図った。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1993-03-01