低印字品質文字の認識技術に関する研究
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概要
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バス運賃を正確かつ迅速に収受するために、パス運賃箱に整理券番号読取り機能を付加する必要が出てきた。整理券番号はポーラスラバー方式のゴム印で印字されているが、印字品質を安定させることが難しく、極端に印字濃度が淡いものから、濃すぎて汚れがひどく文字が滲んだものまである。こうした印字品質の低い整理券番号を自動的に認識することは難しく、刻印文字の認識に関する研究報告があるものの、この分野での研究報告は少ない。本稿では、こうした印字品質の安定しない整理券に対して、印字品質の状態を定量的に把握する方法と、印字状態に応じた射影/画素の操作を行い、番号を精度良く切出し、認識する方法を提案し、評価試験結果も含めて報告する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1990-09-04
著者
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