OSI FTAM実装方式 : 仮想ファイルの実現
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概要
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OSI(Open Systems Interconnection)の一環として標準化が進められているFTAM(File Transfer, Access and Management)は,異機種システム間でのファイル転送を実現する通信プロトコルである.そのFTAMの特長の一つである仮想ファイル概念は,各社の多種多様なファイル構造やアクセス方法及び管理形態を抽象的なモデルとして整理・統合している.FTAMユーザが異機種システム間でのファイル転送やファイルアクセスを行うときには,相手システム上の仮想ファイルに対してアクセス要求を行うことになる.本稿では,JIS X5003参考(別冊)として出版された「実装規約」をもとに,この仮想ファイルの概念を,弊社の大型ホスト(Mシリーズ)で動作する,OSIファイル転送製品であるDTS/FT(Data Transfer Service/File Transfer)に実装する際の手法を紹介する.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1989-10-16