並列プロセッサシミュレーションのためのオブジェクト指向モデルの拡張
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概要
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筆者らは10^4PE以上の大規模な並列プロセッサのアーキテクチャ設計支援ツールとして、動作の確認と全体の性能予測を効果的に行なうシミュレータを開発している。並列プロセッサのシミュレーションではプロセッサ(PE)間の接続形態の定義、PE間通信や同期の手順(プロトコル)、そして高級言語で書かれたアプリケーション・プログラムを同時に扱う必要がある。本システムでは、これらのソフトウェアからハードウェアまで抽象度の異なる記述をオブジェクト指向モデルを拡張した実行モデルへ変換することで、並列プロセッサの統一的なシミュレーションを可能とした。本稿では並列プロセッサシステムをモデル化するために、従来の並列オブジェクト指向モデルをどのように拡張したかについて報告するとともに、並列プロセッサの記述方法について簡単に述べる。
- 1989-10-16
著者
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