キーワードのコード化による一検索方式
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概要
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最近、電子メディアの普及が著しいが、情報検索時に入力するキーワード(以下KWと略す)がわからないとか、KWの一部しかわからないという場合が多く、検索を煩わしいものにしている。検索時に書名や見出し語の一部、時には単語の一部しか記憶していない場合があり、この場合、書名や見出し語の一部でも検索可能な部分一致や中間一致検索が有効になる(部分一致=前方一致∪中間一致∪後方一致)。しかし、現行の方式では転置ファイルが大きくなるために、部分一致や中間一致検索は利用できないことが多い。この解決の一手法として、インデックスを用いない国語辞書全文検索方法が提案されているが、この手法は検索ファイル内の全キーワードを照合する必要がある。本報告では、KWをコード化して取り扱い、該当文字プロッタを照合することにより、上記5種の検索を共通の処理で実現し、あわせて検索ファイルの小容量化による検索ファイルの主記憶常駐および検索の高速化も実現できる検索方式を述べる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1989-10-16