文書の文字内容割付けに関する一考察
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概要
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文書は次の2つの体系に分ける事ができる。(OSIのODAではこの体系)(1)文書体系 文書の構成体である章や節、ページやページ内の区画等の特性(大きさや配置に関する属性)およびそれらの関係に関する規則である。この規則に従って区画の配置やページへの割付け内容の決定が行われる。(2)内容体系 内容要素である文字や画素等の特性(表現形式や内容の配置に関する属性)やそれらの関係に関する規則である。この規則に従って区画内に内容要素が配置される。内容要素および制御機能は、内容体系によって定められる内容部を構成する。どの内容部も、文書体系によって定められる文書を構成する基本的な部品(割付けの面から見ると区画)と結び付けられる。本稿では、このように体系付けた場合の文字内容割付けに関する問題点を上記の体系をもつOSIのODAの規格(IS08613)を例に、考察する。なお、ISO8613では各体系に応じた処理のモデルを定めており、それぞれを文書割付け処理、内容割付け処理と呼んでいる。
- 1989-10-16
著者
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高杉 正勝
(株)日立西部ソフトウェア
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村上 晴夫
(株)日立製作所 ソフトウェア工場
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高杉 正勝
日立西部ソフトウエア(株)
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藤川 佳三
日立西部ソフトウエア(株)
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村上 晴夫
(株)日立製作所ソフトウェア開発本部
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