グローバルネットワーク対応OLTPシステムの検討
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概要
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クライアント/サーバシステム(CSS)の技術の進展につれ、OLTPシステムも集中処理からオープン環境での分散処理へと移行している。拠点システムのようなローカルなシステムをグローバルネットワークで結んだ広域なシステムの構築も始まった。このようなグローバルシステムでは、拠点数・サーバ数の増加により、クライアント/サーバコールで指定するサービス名の管理が複雑になり、かつ、構成の柔軟性を損なう結果となってくる。そこで、OLTPシステムを部分集合(ドメイン)に分割して階層構造化することで、グローバルなシステムでのサービス名管理を容易にした。これによりユーザインタフェースの向上と柔軟なシステム構成が可能となった。ドメインを用いたサービス名の管理はグローバルシステムでは必須の機能と考えられ、オープン環境でのOLTPシステムとしていちはやく分散トランザクションモニタOpenTP1に実装した。本稿ではシステム事例を基にドメインを用いたサービス名管理機能を報告する。
- 1995-09-20
著者
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