ソフトウェア製品の入出庫業務の電子化
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概要
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ソフトウェア製品の開発に当たっては(1)保管された開発母体の準備(出庫と称す)(2)設計および製造(3)検査および品質保証(4)検査合格品の保存(入庫と称す)(5)出荷といった開発サイクルを繰り返す。当社では、この開発サイクルにおける各工程は各々独立した部署で行われ、また部署は地理的に分散している事も多い。工程間で授受される物件は、開発過程で生産されるプログラムやデータ(テープ等の記録媒体に格納されている)、ドキュメント(印刷物)である。これら記録媒体や印刷物の工程間の物流は社内便などの物理的な輪送手段に頼っており、これにより、物流時間、物流費用、媒体費用、保管場所、保管費用といった多くのコストをかけてきた。そこで、ソフトウェア製品開発サイクル全般にわたって発生する物流業務の見直し、電子化を行い、前述したコストの削減を実現したのでここに報告する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1995-09-20