簡易住所入力による住所確定の検討
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概要
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現在、郵便物はOCR(光学式文字読取装置)によりあて名を読み取り区分しているが、郵便番号及びあて名を読み取れなかった郵便物の処理は、手作業に頼っている。そこで、OCRで読み取れなかった郵便物に対してオペレータがあて名情報を補完するビデオコーディングシステム(VCS)について検討している。VCSは、記載された郵便番号がOCRで読み取れなかったため、オペレータが郵便番号を打鍵入力するものと、郵便番号が未記載であるためあて名情報を打鍵入力し、郵便番号に変換して付定するものの2種類あるが本研究では後者を対象とした。VCSは、大量の郵便物を処理する必要があるため、効率良く住所を入力する方法について検討する必要がある。郵便番号未記載郵便物は、VCS処理においてオペレータが住所を入力しなければならない。しかし、あて名住所を全て人力する場合、入力時間がかかるため、簡易的に住所の一部を入力(簡易住所入力)することにした。本報告では、この簡易住所入力を用い、効率的に郵便番号を確定できる入力方法について検討した結果を報告する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1995-09-20