大規模時間割作成システムの開発
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概要
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時間割作成は一般に解の探索空間が広く,また制約条件も複雑なため,計算機による自動化が困難な問題である.時間割作成支援パッケージ等も商品化されているが,多くは割当率が高々90%である.仮に解修正用のエディタがあっても1000駒規模の時間割で生ずる未割当100駒を手修正するのは現実的だろうか.また,学校向け等ドメイン固有の制約条件が埋め込みのためユーザカスタマイズできなかったり,あるいは新規制約が定義できても制約記述が複雑でエンドユーザにメンテナンスが困難であるなどの問題点も指摘されている.本稿では,特殊法人自動車安全運転センター安全運転中央研修所殿向けに開発した時間割編成支援システムの事例を報告する.実データを用いて97%前後という高い自動割当率を達成するとともに,エンドユーザでも制約条件を容易に定義できるという特徴をもつ.なお,本システムはUNIX WS上にES構築支援ツールKwESHELLを用いて実現された.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1995-09-20
著者
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