プラントの異常診断のためのモデル生成システムの開発
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概要
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プラントの信頼性向上、メンテナンス業務の効率化には、異常診断システムが有効である。しかし、診断知識となる診断モデル構築の作業には、専門家の知識やプラントの機能・構造に関する知識を必要とするため、異常診断システムの開発には、多大な時間・労力を要するのが現状である。このような問題点を解決する方法として、プラントの構造を表したP&ID(Piping&Instruments Diagram)の情報から配管系について自動的に診断知識を生成する方法が立野らにより提案されている。本研究では、このような理論を応用して、対象プラントのより広範囲なモデル構築を効率的に行うシステムを開発した。本システムでは、簡単なアイコン操作によるCAD感覚のエディタで設計情報を入力することにより、自動的にそれに対応したモデルを生成する。更にライブラリの登録機能やモデル生成の際の縮退機能を盛り込むことにより、より柔軟で実用的なモデル構築を可能にしている。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1995-09-20
著者
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