マルチメディア教育における情報習熟度と遊交性向の相関分析
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概要
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近年、情報技術のめざましい進展による本格的な情報化社会を迎えて、必然的に変質せざるを得ないコンピュータ教育のあり方に強い関心が寄せられている。巷間、特に注目を浴びているマルチメディア化により、アイコンによる容易なインタラクティブ操作が一つの基本特性となり、テクニカルなコンピュータ・システムの知識やプログラミング能力(ここでは、COBOLなどのプログラミング教育を意味する)を必要とせず、基本的なアルゴリズムさえ抑えておけば、アイコン化されたメニュー選択によって、これまで高度なプログラミング能力を要する音声や画像を取り組んだプログラム構築が可能となった。しかし、現在まだマルチメディア化に伴う有効的なコンピュータ教育は黎明期にあり、教育サイドには混乱や戸惑いがある。今後、マルチメディア化に伴うコンピュータ教育が浸透し、根付くためには単なるテクニカルな教育に腐心しただけでは十分とは言えない。コンピュータ教育の中により一層、「遊び」の存在を許容する必要がある。本論では、文系短期大学におけるマルチメディア化に伴う教育のあり方について「遊交性向」という概念を独自に設定し、その有用性について情報習熟度との相関関係を「オーサリング・ソフト」によるマルチメディア教育を通じて考察する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1995-09-20
著者
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