CASEツール統合環境による管理支援システムの試作
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概要
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ソフトウェア開発における生産性と品質の向上のため、定量化管理情報をベースにしたプロジェクト管理の支援が望まれている。そこで、我々は市販CASEツールからなる統合開発環境を構築し、定量化管理情報を自動収集する管理支援システムは(PMCM:Project Management support system using CASE tools based on software Metrics)の試作をおこなった。PMCMは、CASEツールからなる統合化ソフトウェア開発支援環境上に収集ツールおよび集計ツールから成るシステムである。収集ツールは、成果物(CASEツールによって生成された目的対象物)からメトリクスを収集するツールである。集計ツールは、収集メトリクスを定量化管理情報にするツールである。PMCMは自動収集機能を持っている。これにより開発者の負担を軽減することができる。さらに人が収集作業に携わらない形でデータを収集するために、データに対する信頼性が高まる。また、PMCMはCASEツール、収集ツールなどのモジュールが独立して存在するので新たなCASEツールおよびメトリクスの導入を容易にできる柔軟性を持っている。本論文では、PMCMの試作について報告する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1995-03-15
著者
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岸田 一
(株)情報技術コンソーシアム
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日下 裕之
(株)情報技術コンソーシアム
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福間 一登
(株)情報技術コンソーシアム
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望月 秀冶
(株)情報技術コンソーシアム
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岸田 一
(株)情報技術コンソーシアム研究開発部
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