オブジェクト指向による乗務員ダイヤシステムの開発
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概要
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西日本鉄道では電車総合情報システム構築の一環として,乗務員の勤務ダイヤの自動作成に着手した。列車ダイヤから乗務員ダイヤをスケジューリングするには,労働協約や乗換駅の特性などを考慮する必要がある。これまで,専門家がまったくの手作業で数か月を費やしていた割付業務は,定型的な処理手順がなく問題の解法も不明瞭であった。そこで,試作品に改良を加えながら徐々に完成度を高め,実用レベルに到達する手法に,オブジェクト指向技術を応用した。本稿では乗務員ダイヤシステムの開発経験から,オブジェクト指向技術の生産性と有用性について報告する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1995-03-15