エージェント指向モデルの一提案とその応用の試み
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概要
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現在、オブジェクト指向に基づいたコンピュータ・シミュレーションシステムが開発され、実用化されている。これによって、コンピュータ内の仮想世界に形成された対象世界が従来よりも柔軟にかつ複雑な世界をシミュレーションできるようになった。しかし、オブジェクト指向によるシミュレーションにも欠点がある。例えば、オブジェクトは他のオブジェクトからのメッセージパッシングによってのみ振舞う、いわば受動的なものなので、自らが振舞いを起こすことはできない。しかし、本来の対象世界では周囲の状況や自己の内部状態に合わせて振舞いを自身の判断で決め、振舞うのが最も自然なモデルである。このモデルを実現するのがエージェント指向モデルである。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1995-03-15
著者
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