分散リアルタイムシステムにおける大域スケジューリング方針に関する性能評価
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
リアルタイムシステムには、期限内に処理を終了することが絶対的に要求されるハードリアルタイムと、期限内にできるだけ処理を終了させようとするソフトリアルタイムがある。例えば、ソフトリアルタイムシステムでは、電話の交換機、ハードリアルタイムシステムでは、原子力発電所などが挙げられる。本稿では、ソフトリアルタイム・タスクを対象とした分散リアルタイムシステムにおける、大域的なスケジューリング方針について分類を行ない、代表的な方針について、シミュレーションを用いた性能評価を試みる。特に、移送タスクの決定に関して、すでにあるノードで期限内の処理の終了が保証されている(以下、単に保証されていると略す)タスクを移送の対象とする方針を提案し、到着タスクのみを移送の対象とする既存の方針と比較して、その効果を調べる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1995-03-15
著者
関連論文
- Act8オペレーティングシステムにおけるサーバ開発の枠組み
- マイクロカーネルをもとにしたシステム構成に関する考察
- ユーザプログラムとカーネルの協調に基づくスレッドの設計と実現
- 分散環境でのファイル名前空間とユニオンディレクトリについて
- 対称型マルチプロセッサ用実時間カーネルの設計と実現について
- マイクロカーネルをもとにしたシステム構成に関する考察
- 分散型コンピュータシステムにおける静的最適負荷分散方式のパラメータ解析について
- 分散リアルタイムシステムにおける大域スケジューリング方針に関する性能評価
- 30年後のオペレーティング・システム
- 大規模並列システムにおける大域的ページ配置方針の性能評価
- 消費資源を含むシステムにおけるデッドロック検出
- ユーザレベルにおける分散共有メモリの実現
- 単一アドレス空間におけるオブジェクトのきめの細かい保護機構の設計
- 軽量オブジェクトを基礎としたオペレーティングシステムの設計と実装
- 大規模並列システムのための動的負荷分散における重なりのあるドメイン分割方針の検討
- 大規模並列システムにおける共有仮想記憶のページ配置方式
- 因果関係とマルチバージョン管理に基づくデータ一貫性制御方式
- 大規模分散システムのためのグループメンバシップ・プロトコル
- 1.2 分散OS Galaxy (日本におけるオペレーティングシステム研究の動向)
- 1.1 分散OSの研究動向 (日本におけるオペレーティングシステム研究の動向)