コンパイラにおけるもう一つの意味評価方法
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概要
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現在使用されている手続き型のプログラミング言語では、前方に定義のある手続き名や型名を使用する場合、前もって不自然な宣言(Pascalのforward宣言、Adaの不完全宣言)を必要としている。これらの宣言は、意味解析を容易にするための構文上に設けられた冗長な宣言であると考えられる。ポインタを用いる特殊なデータ構造を利用すれば、前方の意味情報を参照することができる。しかし、そのようなデータ構造を利用すると、意味解析処理が複雑になるだけでなく、そのケースに応じたデータ構造を使用しなければならないので一般的ではない。そこで、データ構造の代わりに制御構造を用いることによって、前方の意味情報を参照する意味評価方法を考案した。ここでは、意味評価の制御を中心に報告する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1989-03-15
著者
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