共有データ空間モデル上での並列プログラムの誤り処理法
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概要
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よく知られているように,並列プログラムの誤りは,実行過程の再現性が乏しいため,その原因の究明が困難であり,したがって組織的に誤り原因を追及する方法にも乏しい.最近並列プログラムのモデルとして,各プロセス間のデータの授受を共有データ空間を通じてのみ行う共有データ空間モデルが考案され,それでほとんどすべての並列プログラムを記述できることが示されている.しかし,このモデルはその性質から並列プログラムの誤り原因の追及にも有力な手段を提供するものである.本論文は,このモデルの一つであるLinda-モデルの上で実現された我々のシステムによる,並列プログラムの誤り原因発見の組織的な方法を述べるものである.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1993-08-15
著者
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