初級プログラマのメタ認知活動と認知スタイル
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概要
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プログラミングは、いわゆる"問題解決"の一場面であり、これを成功裡にすすめるためには、その領域に特殊な(domain-specific)知識や技能のほか、一般化された知識とそれらの知識を利用するうえでのメタ認知活動(「自己の認知過程と所産についての知識およびその意識的制御」)が必要とされる。後者は、個人の問題解決に対するそのときの思考の方向性(資質)を反映した認知スタイル(cognitive style:認知の全般的制御における個人特有の布置)として、認知活動を特徴づけることができる場合がある。ところでこれまでプログラミングの理解力や資質に関する研究では、前者すなわちその領域に特殊な知識の理解をみることに重点を置いたものがほとんどであり、プログラミング活動における認知スタイルやそれを制御するメタ認知活動に関する研究は、あまりみられない。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1989-03-15
著者
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