単精度 正規化 浮動小数点 の乗除算 高速化 について
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概要
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高速マイクロプロセッサ・システムの構成に於いて、比較的長時間を要する乗算や除算の演算処理を高速化させる為に、従来型の加算の返しによる乗算や、減算と比較の繰り返しによる除算、又は近似式による除算、等の算法によらずに、半導体記憶装置を活用した演算方法について考察する。半導体記憶装置(RAM, ROM,および、ゲートアレイ等)は、一種の関数発生器と見做す事ができる。即ち、出力(D)は、入力(A)により、一意的に決まる。(Data )=f[Address] 例えば、ROMによる関数表を用意する事により、乗算は単に1回のメモリーアクセスにより、実現できる。P=(M×N)=f[MΦN]:但し、Φは結合(Concatination)の意。また、除算は逆数表(1/N)を用意する事により、除算は2回のメモリーアクセスで実現できる。Q=(M/N)=M×(1/N)=f [MΦ(f[N])]:但し、f[N]はNの逆数表の検索。おわりに、この除算に利用する逆数表(1/N)の「テーブル」の性質について私見を述べる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1994-03-07
著者
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