3次元輪郭抽出のためのELFINモデル
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概要
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画像から対象物体の輪郭を抽出する方法として、エネルギー最小化原理を利用した輪郭抽出SNAKESが近年注目を集めている。これは、輪郭を画像中の濃度勾配の大きい箇所と捉え、微分・2値化等の処理により検出を行う従来の輪郭抽出方法とは原理的に異なり、輪郭抽出を力学系でのエネルギー最小化問題として扱うものである。本稿では、2次元の輪郭抽出モデルであるSNAKESを3次元に拡張したELFIN(Elastic FItting Net)モデルを新たに提案する。また、大きな塊となったノイズが存在した場合に発生する、"local minimum"の状態に対処するため、従来定数であったエネルギー関数の重みを動的に変化させる手法を提案し、人工データにおいてその有効性を確認したので報告する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1994-03-07
著者
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