時間概念を導入したプランニングにおける状態と動作の表現および推論制御
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概要
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プランニングとは、ある目標を実現するための一連の行動の手順を決定することである。初期のプランニングシステムでは、動作主(エージェント)は1人とし、動作を瞬間的な状態変化としていたため、並列に重なり合う複数の動作を表現できなかった。このようなモデルは多くのエージェントが並列に活動する現実世界の問題に適用するには不十分であり、時間や複数エージェントの概念を取り入れた研究が最近盛んに行なわれている。このような分野においては、時間の表現方法、状態や動作のモデル化などが重要な問題となる。時間概念を導入したシステムとして、Allenの時区間論理を用いたシステムがあるが、推論に因果関係が反映されない、効率が悪い、などの問題がある。本稿では、その問題点を解決するための状態や動作の表現方法、効率的な推論制御の手法について述べる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1988-09-12
著者
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