名詞列からの述語推定 : 対話文音声認識への応用
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概要
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電話による、異なる言語間のコミュニケーションをはかる自動翻訳電話システムを実現するには、音声認識、機械翻訳、音声合成の3つの技術の確立が必要である。特に、音声認識には認識誤りがあり、認識率を上げるためには言語情報の効果的な利用が必要である。筆者らは、実現可能性の高い文節発話に対し、文節ラティスの個々の文節候補を自立語部分と付属語部分とに分け、自立語列から付属語候補を推定する方法を提案している。付属語を推定する手法として、名詞の意味素性と結合価情報を用いているが、述語は文節内の読みが短く、認識率が低いために、それを補う必要がある。本稿では、文内の先行する名詞列から文末の動詞を推定する手法について報告する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1988-09-12
著者
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