意味情報を用いた校正支援
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概要
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(株)日本電子化辞書研究所(略称EDR)では、大規模な電子化辞書(言葉に関する情報を計算機が利用できるようにデータ化したもの)を開発中である。EDRの電子化辞書の特徴は、実際に使われている言葉に関して、その用法や意味との対応関係を記述した単語辞書と、概念辞書(人間が言葉によって表現する意味(概念)の内容を表現する枠組)とが別になっていることである。これは、主に概念の内容に関する記述が、複雑かつ膨大で単語辞書の枠内に納まらないことによる。我々は、この膨大な意味情報を含んだ電子化辞書の利用技術の開発の一環として、日本語文校正支援システムを開発中であるが、ここでは校正支援における意味情報の利用に関して検討した結果を述べる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1988-09-12