マルチプロセッサ向けクロス試験環境の構築
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概要
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近年、情報通信の多様化に伴い、要所を構成する機器も急速に多機能化する方向にあり、マルチプロセッサのシステムも少なくはない。それらに搭載されるファームウェアの開発量も膨大なものとなっており、高品質、高効率な開発を行うためにはファームウェア開発工程の中でも、最も難しいとされるシステム試験(ハードウェア・ソフトウェア結合試験)工程の改善は避けられない課題である。本課題に対して、従来のシステム試験工程の作業を、実機を用いることなくソフトウェアのみの試験段階で可能としたシステム試験シミュレーション環境を構築した。これにより、従来、実機システムの開発線表、試験作業の難しさ等に大きく依存していたシステム試験作業の前倒しが可能となり、大幅な開発工数削減を行なうことができたので、ここにその成果を発表する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1988-09-12
著者
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