FORTRANプログラム作成支援システム(2)
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概要
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本学の多くの学生は、全学科2年次に開講されている「電子計算機言語・同演習」を受講する。この内容はFORTRANを使用して、コンピュータの基本的な使用法を身に付けることを目的としている。現状では、パソコンの所持者・プログラムの経験者は意外に少なく、コンピュータの使用は全く初めての学生も多い。バッチ処理の時代には言語以外の知識は余り必要でなかったが、TSSの時代になるとエディタ・TSSコマンド・JCLなど多くの知識が必要となっている。メーカから提供されるTSSのサポート・システムは、フルスクリーンのエディタ、メッセージの日本語化など、近年多くの改善が見られるが、多機能・複雑であり、メッセージもわかりにくいものが多く、初心者にとって使い易いものではない。入門教育においては、一人の教員が100名余りの学生を、一度に指導するのであるから、さまざまな工夫が必要である。これまでは、懇切丁寧なテキストの作成に力を注いできたが、今後はHELP機能の充実した「教育支援システム」が必要と考えている。ここではFORTRAN入門教育において、学生がプログラムを作成する時、その支援を行うシステムを開発したので報告する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1988-09-12
著者
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