光学的文字認識の文字切り出し処理における書類の傾きの補正アルゴリズム
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概要
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光学的英数文字認識装置において、どの位書類が傾いてスキャンされても文字が正しく切り出せるかを、その装置の傾き許容度という。傾き許容度より大きく傾いてスキャンされた書類を認識させようとすると、文字順や行関係の誤認が生じる。現在の光学的文字認識装置は、この傾き許容度が一般的に小さい。しかし、傾き許容度が小さいと、いかにスキャナーの紙送り機構を精密にしても傾いて複写された書類の認識には支障を生じる。本講演では、傾き許容度の大きな文字切り出しアルゴリズムについて報告する。本アルゴリズムを用いれば、5%程度の傾きがあっても正しく文字の切り出し処理が行える。(本アルゴリズムは、IBMアルマデン研究所のリチャード・ケイシー博士が発明したアルゴリズムをもとにして開発された。)
- 1988-09-12
著者
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