テスト自動化ツールの実現
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概要
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一般的に、ソフトウェアの開発工数の中でテストの占める割合は40〜50%と言われている。またソフトウェアのライフサイクル、つまり要求定義に始まり保守に至るまで直接"テスト"と名がつく工程は単体テスト,統合テスト,フィールドテスト等が挙げられるが、他の工程においてもウォークスルー,インスペクションといったテスト行為がなされる。近年のワークステーション(以下ステーションと略す)の発達にともない、その強力な機能を駆使した対話型プログラムか多く作成されているが、そのようなプログラムのテストを行う場合、テスト担当者がステーションに張り付いてキー入力をしなければならないので、工数,信頼性といった面で数多くの問題が挙げられる。本稿では、当社の分散処理コンピュータDP9080上に開発した対話型プログラムの統合テスト及び保守テストの効率化を目指したテスト自動化ツールについて報告する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1986-10-01