大規模ソフトウェアの品質向上を目的とした構成管理ツール(PRISM-X)について
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概要
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ソフトウェア製品は,顧客システムに期待通りに設置(インストール)されて,その機能を発揮するものである.インストールされるソフトウェア製品の作成作業はプログラムの開発作業と提供作業からなりたっている.この提供作業とは,インストールに必要な情報(適用条件)の付加及びインストールされる資源の取出しを行う作業のことである.提供作業の誤りは,顧客先でインストールトラブルという品質管理上大きな問題を引き起こす要因となる.構成管理ツールPRISM-X(Problem and Repair Interrelated System Management eXtended)は適用条件の付加や提供される資源の取出し等の形式的作業での誤りを発生させないように,プログラム開発及び機能追加(変更)の段階からプログラムを管理して提供作業の品質を向上させることを目的としている.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1986-10-01