メールシステムにおける電文保証方法の一考察
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概要
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メールシステムは、蓄積型システムであり、送信者と受信者との間で電文の送達の直接的な確認がとれない。従って、システムで電文を蓄積している間にファイル障害等で電文が紛失する場合、送信者は受信者に電文が届いていないにもかかわらず、配送済みと誤認する可能性がある。電文の紛失を無くすためには、各処理のチェックポイントで必要な情報を2重化し、リカバリ時該情報を基に受信者へ再送するか、再送出来なければ送信者へ不達通知出来れば良いが、このための2重化情報量は、膨大となり、2重化のオーバヘッドによる性能低下と、ファイル容量によるコスト増の問題がある。この問題に関して、筆者らは、実用的な観点からメールシステムの電文保証方法について考察したので報告する。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1986-10-01
著者
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