状態遷移表検証ツールの適用
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概要
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通信系ソフトウェアを中心に、状態遷移表を用いた開発が盛んである。状態遷移表は、プログラミング言語に比べ、対象の動きを状態と事象により整理出来る点で優れている。特に、網羅性の点では、表形式で記述することから漏れが少ない。一方、ソフトウェア製品の開発では、状態遷移表の規模が大きくなったり、複数の状態遷移表が相互に関連する場合が多い。このような時、状態遷移表は、シーケンス図等に比べると、視覚性に乏しく、設計者が意図した通りの状態遷移表を作成できたかチェックするのが難しかった。これに対し、我々は状態遷移表設計支援ツールを開発し、製品開発に使用されている状態遷移表に適用した。本報告では、この適用について述べる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1996-03-06
著者
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