準共有知識空間 : 共有知識の一つのモデル
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概要
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多エージェントにおける知識構造に関しては、Fagin,Halpernによって、Kripke Modelによる体系的取り扱いが行われており、また、こうした様相論理に基づいた問題解決の手法も広く研究されている.多エージェントの場合、CoordinationやAgreementなどの共同行為を成立させる基本として、共有知識(common knowledge)が不可欠であるが、共有知識は、知識の所有に関する無限の付帯的な知識を共有していることを意味しているので、取り扱いが難しい.本論文では、エージェントの集団が、準共有知識空間と呼ぶ条件を満たしている単純化されたモデルを扱う.準共有知識空間では、各々の知識は、それを共有しているエージェントの集団(Group)によって特徴づけられるという性質があり、Groupのメンバーシップに基づいた推論アルゴリズムを与えることができる.
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1996-03-06
著者
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