着目語句周辺の文脈情報を利用して曖昧性を解消する構文解析方式
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
語と語の間の依存関係の判定は、一般に品詞や意味素性などの情報を、語に制約条件として付与しておき、一方の語の品詞や意味素性が、他方の語がもつ制約条件に合致するかどうかを調べることによって行なわれる。解析すべき文が単純であり、係り合う候補となる語同士の間で直接的に両者の依存関係の可否の判定や多義・多品詞の曖昧性の解消を行ない得る場合は、これらの制約情報は、一定の効果を果たし得る。しかし、通常、2つの語が互いに特定の品詞・意味で依存関係を持ち得るかどうかをそれらの語のみで決定出来る場合は限定され、それらの語以外の周辺の語によって、依存関係の可否が左右されることが少なからず起こる。そのような場合に対処するためには、周辺の文脈に依存した単語の構文的・意味的性質を辞書中に記述し、構文解析中にそれを読み取って周辺の文脈とつき合わせ、依存関係を判定するメカニズムが必要となる。本稿では、このような情報を記述するための制約式の導入と、それを利用した構文解析制御方式について述べる。
- 一般社団法人情報処理学会の論文
- 1996-03-06
著者
関連論文
- 意味の対応付けと依存関係の解釈を考慮した対話意味表現(対話(2))(第6回音声言語シンポジウム)
- 情報家電の操作のための対話インタフェースの開発(対話(1))(第6回音声言語シンポジウム)
- 依存関係の解釈と概念情報の統合処理(ポスターセッション)(第6回音声言語シンポジウム)
- 文脈情報を利用した構文的曖昧性の解消(ポスターセッション)(第6回音声言語シンポジウム)
- 英作文添削ICAIシステムにおける英文法知識について : 英文法参考書にある全ての英文法知識を扱うことを目的として
- 曖昧性解消ルールを用いた依存構造解析
- 多義多品詞選択ルールを採用した依存構造解析
- 意味の対応付けと依存関係の解釈を考慮した対話意味表現(対話(2))(第6回音声言語シンポジウム)
- 情報家電の操作のための対話インタフェースの開発(対話(1))(第6回音声言語シンポジウム)
- 意味の対応付けと依存関係の解釈を考慮した対話意味表現(対話(2))(第6回音声言語シンポジウム)
- 情報家電の操作のための対話インタフェースの開発(対話(1))(第6回音声言語シンポジウム)
- 依存関係の解釈と概念情報の統合処理(ポスターセッション)(第6回音声言語シンポジウム)
- 依存関係の解釈と概念情報の統合処理(ポスターセッション)(第6回音声言語シンポジウム)
- 文脈情報を利用した構文的曖昧性の解消(ポスターセッション)(第6回音声言語シンポジウム)
- 文脈情報を利用した構文的曖昧性の解消(ポスターセッション)(第6回音声言語シンポジウム)
- 連体修飾・連用修飾成分間の依存構造を利用した意味の重ね合わせ手法(音声とコミュニケーション及び一般)
- 空間機能検索とそのナビゲーションへの応用 : 屋内環境における位置履歴からのユーザモデリングに向けて(空間知能化2)
- ナビゲーション用対話システムにおける意味・文脈解析手法
- ナビゲーション対話システムにおける意味解析手法の検討
- ナビゲーション対話システムにおける意味解析手法の検討
- ナビゲーション用対話システムにおける意味解析手法の検討
- 英文法を対象とする世界モデルの表現手法
- 英文法ICAIシステムにおける知識表現と質問文応答
- ネットワーク実験における自然言語Q&Aシステムの開発
- 高校化学のICAIにおける対象世界モデルの表現と対話への利用
- 高校化学の知的CAIにおける入力文解釈機構について
- 問題演習型知的CAIにおける入力文解釈と対話制御
- 意味と自然言語処理
- 自然言語による初心者向け対話型Windowsヘルプシステムにおける意味解析手法
- 着目語句周辺の文脈情報を利用して曖昧性を解消する構文解析方式
- 学習者に高い自由度を与える対話機構をもつ知的CAIについて