マツ推苗の根における呼吸のある様相
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概要
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アカマツ・クロマツ稚苗(針葉が未だつかず、根には側根のない)を暗所で、二種の燐酸緩衝液による種々のpH域で培養した後、切断根の酸素吸収を検圧法で測定した。クエン酸・燐酸二ナトリウム緩衝液においては酸素吸収の最大値がpH5.0-7.0に、又燐酸一カリ、燐酸ニナトリウム緩衝液でpH7.5-8.5に現れる。後者に糖を与えておくか、又稚苗の光照射条件を変えるかによって、最大値はアルカリ側より中性点に移行する。これらのことから呼吸様式と他の生理現象との相関の可能性を論じた。
- 1965-12-25
著者
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渡辺 章
東京大学演習林田無試験地
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八木 喜徳郎
東京大学農学部附属富士演習林:(現)東京大学農学部田無試験地
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八木 喜徳郎
東京大学演習林田無試験地
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畑野 健一
東京大学演習林研究部
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渡辺 章
東京大学演習林樹芸研究所
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