ハンノキ類の air-layering
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概要
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1)コバノヤマハンノキ, ケヤマハンノキ, ヤチハンノキ, グルチノーザハンノキ, インカーナハンノキの 5〜9 年生の親木でair-layeringによる増殖法を試みた。2)1961年は剥皮方法の不適当さが主な原因となって20〜53%の発根率しか得られなかったが, 1962年には剥皮用具の改良(Fig. 3)もあっていずれの種類も約 70%以上の発根率を得た(Table)。3)いまのところほぼ同齢親木の普通の枝を用いるサシキよりも発根率が高いので, 実用化の可能性がある。4)しかし小枝で沢山増殖したい場合, 発根後の移植時期, 越冬による枯損を少なくする方法など検討を要する2,3の問題点がある。
- 一般社団法人日本森林学会の論文
- 1963-08-25
著者
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