中間流出の実験的研究(I) : 退水係数についての一考察
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概要
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中間流出の減水曲線は一般につぎのように表わされている。q=q_0e^<-αt> 退水係数αは理論的に上式を求めると, α=(K・i)/(S・L)となる。平面積1 m^2のモデル斜面で, ある傾斜をもった不透水層上に砂の層を作り, 人工降雨によって減水曲線を求めた結果, 退水係数αは時間的にも変化することが認められた。理論式のαに関係する因子のうち, 傾斜iと水頭勾配の違いをΔiとし, 不飽和層より透下する水量を斜面長Lに換算した値をΔLとしてαの値の変化と諸因子との関係を考察した。
- 日本森林学会の論文
- 1963-10-25
著者
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