土圧に関する実験的研究(II) : 擁壁移動と土圧変化との関係
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概要
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本論文は擁壁の移動に伴う土圧の変化について実験的に研究したものである。はじめに測定の方法について種々検討し, 筆者の考案した装置によってはじめて擁壁の移動に伴う土圧変化を正確に測定し得ることを示した。この装置による実験の結果, 1. 擁壁の移動量が増加するにつれて土圧強度は減少し, 一定値に近づく。2. 土圧の分布形状は擁壁の移動量によって変る。3. RANKINE, COULOMB の理論式から計算した土圧の値は擁壁が1mm移動した時の土圧測定値とほぼ一致する。
- 一般社団法人日本森林学会の論文
- 1961-10-25
著者
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