2直径によるスギ幹材積表に関する研究
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概要
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筆者は先に, 久万地方のスギ林分に適用されるべき"経理表"を公表した。今回は経理表による材積査定の精度を高める目的をもって, 胸高直径(D_<1.2>)と, 地上7.2mの位置における直径(D_<7.2>)による材積表の調製を試みた。1)151個の林分から得られた914本の実測値を資料とした。2)胸高直径階ごとの幹材積(V)と, D_<7.2>との関数として[numerical formula]を想定し, それぞれの定数を求めた。aおよびbは, 直径階ごとの変動が認められるので, これを平滑ならしめた。3)前式の定数を示せば, 次のとおりである。[table]logA^^^_1は, 胸高直径8〜29cmのもの, logA^^^_2は, 30〜60cmのもので, この両式は, 30cmのところで不連続であるから, 相連続する5点を通る3次の整式を数回用いて, これを平滑にした。これらの定数を前式に代入して, 材積表を調製した(表-5)。
- 一般社団法人日本森林学会の論文
- 1968-06-25