宮崎地方薪炭林施業の改善に関する研究 (第17報)
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概要
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宮崎地方天然生広葉樹林(薪炭林)は皆伐跡天然下種及び萠芽更新により成立しているが, その林令の構成を考究するため, 24の調査区において胸高直径1cm以上の林木を伐採し, 年輪により樹令を調査した。1,G.ANDRE氏の本数令, LOREY氏の断面積令及びBLOCK氏の材積令を算出したが, いずれも皆伐後の年数より小さく林令が高くなるほどその差が大きい。特に本数令は他の林令に比し著しく小である。断面積令と材積令は近似しているが, 材積令が僅かに大きい。2.令階別本数は各令階に連続的に分配しており, 林令1〜15年の調査区では本数分配曲線は高い令階に急速に増加をしているが, 林令16〜50年では低い令階に本数が多く漸次減少している。そして林令が高くなるにしたがい令階間の本数の差は小となる。3.林令21〜25年の調査区によれば, 直径階別平均年令は直径階大となるにしたがい大となる。直径階間(1cm)の平均年令の差は約1〜4年である。
- 一般社団法人日本森林学会の論文
- 1956-07-25
著者
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