特許情報解析による技術の動向・分布調査 (特集 : 特許戦争に打ち勝つための情報戦略)
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概要
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特許情報解析には,特許情報を技術思想として加工する点情報加工手法とデータに着目して行う線または面情報加工手法とがある。技術の動向や分布を調査するのは主として後者の方で,時間軸で分析する技術動向と時間軸に無関係に分析する技術分布とがあり,両者を対にして考える必要がある。データを分析したパテントマップの作成にはパソコンが威力を発揮する。目に見える情報を加工したにもかかわらず,目で捉えられない技術変化や技術所在を見抜くことができる。一方パテントデータベース,パテントアナリシスは見えている情報を整理するもので,あくまでも点情報としての加工の域を出ない。CD-ROM公報は特許情報のデータ分析に便利であるため,今後解析が盛んになるであろう。
- 社団法人情報科学技術協会の論文
- 1993-08-01