情報資源としての「国の蔵書」 : わが国の情報流通施策と国立国会図書館の役割をめぐって(特集:わが国の情報流通施策)
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概要
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高度情報流通基盤が整備されるにともない,図書館が所蔵・加工するすべての情報が「図書館情報」として流通する可能性が出てきた。アメリカの議会図書館をはじめ,世界の国立図書館は新しい文献・情報サービスの提供に向けてさまざまな取組みを行っている。国立国会図書館では,21世紀の情報ニーズに対応した文献と情報の新しい流通拠点を構築するため,関西館(仮称)の構想を検討中である。国立国会図書館の蔵書を含め,国民の共有財産としての「国の蔵書」を情報資源として活用するための基盤的な条件の整備が必要となっている。わが国全体としての情報流通の視点に立った,図書館,情報提供機関,関係省庁等の横断的な検討が望まれる。
- 社団法人情報科学技術協会の論文
- 1993-06-01