資料論・資料の発生,流通,利用 (<特集> ドキュメンテーション世界への誘い)
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概要
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情報を記録し,伝達する媒体としての資料は,古い歴史を持つ紙による印刷物から,最近になって出現したパッケージ系ニューメディアに至るまで様々な形態があり,これら全てを視野に入れた資料論を展開することによって初めて,今日の情報伝達の姿が捉えられる。本稿では,変わりつつある資料のイメージを探りながら,資料の発生から,流通,利用までの基本的な点を整理する。まず,資料の発生では,情報がどのような契機で種々の資料となって現れるのか,またそれらの特徴について解説し,流通では,資料が利用者の手元に届くまでの経路や手段,資料の標準化の現状について解説する。最後に資料の利用について主に資料の評価の面から述べる。
- 社団法人情報科学技術協会の論文
- 1993-04-01