韓国文献情報学教育の現状と問題点 : 学部制導入による問題点を中心に(<特集>海外の図書館情報学教育に学ぶ)
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概要
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韓国の文献情報学教育は4年制大学の学部教育を基本とする。1957年に始めて大学課程に図書館学科が設置されて以来,現在32大学に文献情報学科が設置されるなど量的発展をなし,22大学院で修士及び博士課程が運営されている。その過程で,学科名も図書館学科から文献情報学科へ改称された。また,教育の目標も既存の有能な図書館司書職の養成であったが,現在は情報の流通と処理の全般を包括する情報専門職の養成に変わった。一方,学部制という韓国政府の大学教育改革政策の影響で文献情報学はさらに大変革の時期を迎えることになった。本稿では韓国文献情報学の歴史を手短に調べ,特に学部制の導入と関わって浮かび上がった核心的な問題点,すなわち学問的実体性,専攻履修単位の最低基準の決定,教科課程の改編などについて論議を整理した。
- 社団法人情報科学技術協会の論文
- 2002-07-01
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